株主・投資家情報 Investor Relations
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平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。 また、株主様をはじめ、全てのステークホルダーの皆様には、日頃より当社経営にご支援とご理解を賜り、深く感謝申し上げます。

当社は、「きれいな空気で、未来を支える。」とのパーパスのもと、クリーンエアーシステム専業メーカーとして半導体・電子分野及びバイオロジカル分野の双方に多数の製品及び設計・施工技術を有し各種産業に貢献しております。特に研究開発には注力しており、独自に開発した送風機の省エネルギー性能は、脱炭素社会の実現に大きく寄与するとものと自負しております。

現在の事業環境は、2026年に向けて半導体増産計画による半導体及び関連する材料・電子部品産業の工場新設及び製造設備への投資等の計画が継続しております。一方で、原材料価格の高止まり及び燃料費や人件費高騰等によるコスト増加により、先行きについては引き続き動向を注視する必要があります。電子工業分野では、半導体関連の製造装置メーカー、電子材料関連及び電子部品メーカーのクリーンエアーシステムの設備導入計画が活発であり、受注残は高水準を維持しております。また、バイオロジカル分野においては、感染症研究用及び再生医療分野の細胞加工用クリーンルーム、製薬分野では工場及び研究施設への設備投資が拡大しております。

営業活動においては、2023年1月に開所した「熊本出張所」は、熊本地区の営業及び物流倉庫の拠点として順調に稼働しております。2023年4月に開所した「静岡出張所」及び「静岡サービスセンター」においても、地元へ密着した活動を本格的に進めております。また、販売代理店向け説明会をウェビナー方式にて実施し、全国の代理店へ配信しました。展示会についても積極的に取組み、低消費電力を特徴とした新製品及びスマートクリーンルーム等を出展しました。

当社の脱炭素社会実現への総合的な取組みとして、「TCFD提言」に基づいた気候関連財務情報を2023年2月14日に開示しました。現在、GHG排出量の算定をより精緻なものとするための取組みを進めており、GHG排出量削減に関する指標と目標を設定する予定です。

当社は、2021年12月16日に公表した「新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書」の内容を踏襲しつつ、新たな経営方針、戦略を加味した「新中期経営計画(2024年~2028年)」を、2023年12月22日に公表いたしました。今後も高いガバナンス水準の維持や積極的な情報開示に努めるとともに、持続的な成長と企業価値の向上に取り組んでまいります。

上記の新中期経営計画を着実に進め、クリーンエアーシステム分野において持続的な成長と中長期的な企業価値向上に取組んでまいりますので、今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

2024年4月

代表取締役社長 平沢 真也