空気清浄技術のご紹介

クリーンルームは空気中の粒子数が少ない、文字通りの清浄空間です。粒子数は、一般環境の１０分の1程度から百万分の1にまで抑えるものまであります。ルーム内粒子濃度を、空気清浄度といいます。

ただ一概にクリーンルームと言っても用途や業界によって重視する機能は様々で、大きくは4種類に分かれています。
1種類目は工業用クリーンルーム。半導体素子や液晶、電子部品の品質向上、歩留まり向上などに用いられます。粒子濃度の徹底した管理が求められます。

2種類目は空気中の粒子濃度以外に、微生物の数を主に考慮したバイオクリーンルームがあります。主に医薬品工場、食品工場などに用いられます。体内に入るものを開発している部署で多く使用されています。

3種類目はルーム内で取り扱う危険物質をルーム外に漏洩させないように配慮されたバイオハザードルームがあります。新型インフルエンザやSARS、エボラ出血熱などの研究に用いられます。
その他、再生医療分野ではCPC（またはCPF）とよばれるクリーンルーム。粒子数や微生物数以外に、温度湿度、室内圧力、騒音、照度、ルーム材質なども管理され、これらの複数の用途に対応したクリーンルームもあります。